2017年9月23日土曜日

いわき市内郷綴町の「堀坂(ほっさか)」の地名由来について知りたい。(いわき市立いわき総合図書館)

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「堀坂」の地名由来について明記された資料は見当たりませんでしたが、地名事典などを調べると、中世期頃に見られる古い地名であることがわかります。 『角川日本地名大辞典7 福島県』(角川書店)には、堀坂について次のような記述がありました。 「[中世] 南北朝期に見える地名。菊田荘のうち。延元元年8月26日の相馬胤平軍忠状に「同年(建武4)四月六日菊田庄三箱湯本堀坂口」と見え、当地に北党の石河一族が来攻して合戦になったことがわかる(相馬文書 県史7)。浜通り南部、現在のいわき市内郷綴町字堀坂に比定される。」 なお、『日本歴史地名大系7 福島県の地名』(平凡社)にも、同様の記述がありました。 また、湯本側からの資料を確認すると、『湯本町勢要覧 昭和25年度』に、次のような記述がありました。 「堀坂 字傾城にあって、旧領主の仕置場(刑場)のあったところ。僅かにその跡を止めている。明治初年まで狐が現れ、当時の夜道行く人を驚かすこと再三であったといわれている。」 回答プロセス:1.資料を調査 上記回答のとおり。 『郷土誌 いわき市立湯本第二小学校』(K/210.1-1/キ-M)にも、仕置場であったことなど記述あり。 なお、地名に関する以下の資料も確認したが、地名由来の記述はなかった。 『石城郡町村史』(K/210.1-1/モ) 『内郷郷土史 上巻・下巻』(K/210.1-1/ウ) 『ふるさといわき抄』(K/291/タ) 事前調査事項:『地名の変化にみる、いわきの近代化』を調査したが、記述なし。 参考資料:【資料①】『角川日本地名大辞典7 福島県』[K/291/カ・1111923387], 参考資料:【資料②】『日本歴史地名大系7 福島県の地名』[K/291/ニ・1110093240], 参考資料:【資料③】『湯本町勢要覧 昭和25年度』[K/318.27/ユ-1950・1310179849], 参考資料:【資料④】『郷土誌 いわき市立湯本第二小学校』[K/210.1-1/キ-M・1112073216],
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