2017年10月14日土曜日

「不遇はナイフのようなものだ」という言葉が出てくるハーマン・メルヴィルの作品を探している。(市川市中央図書館)

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質問者は、テキストに引用されたこの言葉を調べているが、そこには出典記載なし。 『世界名言事典』(梶山健/編 明治書院 1988)p.111に「不遇はナイフのようなものだ。ナイフの刃をつかむと手を切るが、把手をつかめば役に立つ-メルヴィル『三十年前のケンブリッジ』」とあるが書誌事項の記載なし。 翻訳されたものを探すが『三十年前のケンブリッジ』は国会図書館サーチで所蔵なし。 『ハーマン・メルヴィル事典』(ロバート・L・ゲイル 雄松堂2008)p.688-699に著作一覧があるが該当なし。 『翻訳小説全情報』(日外アソシエーツ)を1945~2015年に渡って調べたが該当なし。 インターネットの「Quotations Webster's Comprehensive Dictionary of the English Language(http://ift.tt/2hFwFd8 2017.9.27確認)に「Mishaps are like knives, that either serve us or cut us, as we grasp them by the blade or the handle.—HERMAN MELVILLE (1819–1891) Cambridge Thirty Years Ago」と、原文と出典が掲載されている。 「Library of Congress Online Catalog」(http://ift.tt/2yK9IR3 2017.9.27確認)で"Cambridge Thirty Years Ago"を検索し『Fireside travels』(James Russell Lowell Houghton, Mifflin and company 1889)が該当。 リンク先の「Hathi Trust Digital Library」(http://ift.tt/2hFwFtE 2017.9.27確認)で全文を見ることができ、p.4にこの文がある。 ジェイムズ・ラッセル・ローウェルの作品中に、この言葉があることが確認できた。 一方でハーマン・メルヴィルの『Cambridge Thirty Years Ago』は確認できなかった。
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