2017年10月10日火曜日

讃岐における江戸時代後期から明治初期の、文人・知識人の出版物(板行されたあらゆる作品)やそれらを請け負った中央・地方の出版書肆について知りたい。(香川県立図書館)

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次のような資料により、当地にかかわる江戸時代後期から明治初期にかけての地誌、郷土誌や文芸書を 知ることができる。板行されたかどうかについて、触れているものもある。 ・『日本名所風俗図会 14(四国の巻)』(松原秀明/編 角川書店 1981年)  〔当館請求記号:2910 N40 1-14〕  本書に、高松の梶原藍渠とその子藍水による地誌『讃岐国名勝図会』が、本文は翻刻、図は印影で  収録されていて、その内、彫刻、刷に携わった者や書林などを記した箇所が126頁に収録されている。    また、解説「『讃岐国名勝図会』と梶原藍水」には、『讃岐国名勝図会』の成立過程について詳しく  触れている。(554~567頁)   ※香川県大事典に「・・・三部作。前編七冊、後編五冊、続編八冊。・・・後編、続編は原稿のままで残っている。・・・」とあり。    ・『香川県史 4(通史編 近世2)』(香川県/編 四国新聞社 1989年)  〔当館請求記号:K2100 K3 4-4〕  本書第十八章学問・芸術その二 第四節地誌・郷土史に、江戸時代にまとめられた地誌、郷土史の  解題がある。(718~729頁)  また、第五節漢詩の流行には、讃岐における漢詩の興隆を記していて、讃岐人の主要漢詩集の一覧も  掲載されている。(730~754頁)   ・『香川県史 15(資料編 芸文)』(香川県/編 四国新聞社 1985年)  〔当館請求記号:K2100 K3 4-15〕  本書には、翻刻した江戸時代後期や明治初期の文芸書の収録があり、解題に、板行されたかどうか  についての情報が付されている場合もある。   ・『新編香川叢書 文芸編』(香川県教育委員会/編 新編香川叢書刊行企画委員会 1981年)  〔当館請求記号:K0810 K21-2〕  本書には、翻刻した江戸時代後期の文芸書の収録があり、解題により、板行されたかどうかについての  情報が付されている場合もある。     ・『香川県俳諧史』(松尾明徳,福家惣衛/著 至善園 1950年)〔当館請求記号:K9130 M1〕  第五篇純正俳諧復興時代(天明の俳壇) 第三十一章此時代の重要讃岐俳書に、寛保3年(1743年)  から明治25年(1892年)にかけての俳書の一覧がある。(152~155頁)   ・『讃岐人名辞書 増補改訂』(梶原竹軒/著 1936年に高松製版印刷所が発行したものを1973年に  藤田書店が復刻)〔当館請求記号:K2810 K17 2〕  本書の例言には、「上古より現今に至る迄我が讃岐の軍人、教育家、法律家、医家、宗教家、文士、  芸術家、実業家並びに讃岐に来り事蹟を遺せし名士二千五百名の伝記を蒐録し以って郷土愛の観念を  養成せんが為に編集せしものなり」とあり、著作がある人物については、その旨を本編文中に記している。 明治初期の書店の動向については、『書店人国記 第1巻』に記述がある。 ・『書店人国記 第1巻(沖縄県・静岡県・宮城県・香川県)』(田中治男/著 東販商事 1977年)  〔当館請求記号:K0239 T1〕  本書の香川県の章(275~340頁)で、明治6年に塩田保蔵が、明治8年藤田為次郎が、さらに、明治10年に  宮脇藤太が書籍販売を始めたとの記述があり、明治初期の地元書店の状況について知ることができる。 参考資料:『香川県史 4(通史編 近世2)』(香川県/編 四国新聞社 1989年)  〔当館請求記号:K2100 K3 4-4〕  本書第十八章学問・芸術その二 第四節地誌・郷土史に、江戸時代にまとめられた地誌、郷土史の  解題がある。(718~729頁)  また、第五節漢詩の流行には、讃岐における漢詩の興隆を記していて、讃岐人の主要漢詩集の一覧も  掲載されている。(730~754頁),
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